ムスカリ(muscari)/帰化種/キジカクシ科ムスカリ属
ムスカリは学名(科名)の「muscari」からきています。そしてこの「muscari」とは「muscus(ムスク:麝香)」のことです。この名前になったのは花の香りがムスクと似ているというのが理由ですが、残念なことに日本に生えているムスカリにはその香りがありません。種類が違うのです。そして、その匂いのいいムスカリは日本だとうまく育たないそうです。これまた残念ですね。
一見してヒヤシンス(風信子)と似ている感じがしますが、それもそのはずで属は違いますが両者とも同じキジカクシ科です。それもあってムスカリは「ブドウヒヤシンス」「グレープヒヤシンス」と呼ばれることもあります。
春になるとプランターなどで栽培しているご家庭も見かけますが、すでに帰化していますので道端でも生えてきます。私の周囲だと国道沿いの緑地帯で咲いています。こんな植物までも日本に帰化しているとはちょっとびっくりです。
2018年の夏は記録的な猛暑でした。そのせいでしょうか、翌年の春はわずかしか見かけませんでした。2020年の今年はどうでしょうか。
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